甲子園に通ずる選手権大会は中止となったが、各都道府県の高野連が独自の大会開催を模索している。
そんな中で今日、素晴らしいニュースを目にした。
スポーツ報知
「茨城県高野連が代替大会開催で画期的プラン…3年生全員がベンチ入りOK」
https://hochi.news/articles/20200521-OHT1T50317.html
この案は、本当に素晴らしいと思う。
学業の優先。移動を最小限に留めるためのブロック予選+県大会方式。そしてなによりも「3年生全員がベンチ入りできる選択肢」が与えられている。
球児に(特に3年生の気持ちに)寄り添った素晴らしいアイデア。
でも、一番感動したのは、この案は一朝一夕に出来た案ではなく、茨城県の高野連がなんとか球児のために大会を開催してあげたいとの思いから、考えに考えに考え抜いた案だと思うから。
ずっと考えてきたのだと思う。そこに感動する。こんな大人もいるんだって、思える。
「高校野球を特別扱いするな」、そんな議論が出ていることも知っている。
そうした世論も踏まえて、いろんなことを考えに考えに考えに考え抜いた末に、今年の甲子園大会の中止が決まったのだとも思う。
一般的にいえば「特別ではない」と思う。
でも、個人的には「特別だ」とも思う。
そうしたもやもやへの答えに近い記事も、たまたま目にした。
NumberWeb
https://number.bunshun.jp/articles/-/843594
また、もう一つの答えとも思える記事にも出会った。
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASN5P524SN5MUCVL032.html
高校野球は特別なものではないかもしれない。
でも、「甲子園」は間違いなく特別なものだ。
そして僕は、高校野球において「3年生」は特別だと思う。
3年生、がんばれ!
今年の夏は、何が何でも高校野球地方大会を観に行きたい。
無観客の開催かも知れないけど、いつも以上に応援したい。
3年生の「新しい言葉」を聞きたい。
地方大会が開催されるかもしれない。
少なくとも開催すべく全力で動いている大人がいる。
それを知っただけで、気持ちが元気になった。
ゆうかりコーチ・森川