5月5日の子どもの日。オンライン朝練を始めてみた。
この日のために、コーチミーティングと称したオンライン飲み会を試してきた。嘘ではなく、本当にオンライン練習を見据えた取り組みだったのである(笑)。
オンライン練習をやってみたいなあ、と思った理由は3つある。
1つは、「チームメイトとのコミュニケーション」。
公園も学校もチームとしての活動自粛が要請されている中、「元気?」「みんな何してる?」、ただそれだけのやり取りでも、意味はあると思う。
今はお互いの顔が見えるビデオ会議ツールがいくつもある。これを利用しない手はない。
2つ目は、「生活習慣の維持」。
あと1カ月もすれば、学校が再開するかもしれない。そうすればみんな8時前には登校をするはず。それを見据えて、朝の生活習慣を整えておきたい。
もちろん家庭によっては親がきちんと生活習慣を維持させているかもしれないが、少なくともリズムが乱れている自分(反省)を正すためのこじつけとしても、朝のワークをやってみたいと思った。
3つ目の理由は、「今だからこそ出来ることにチャレンジしてみたい!」だ。
このような緊急事態宣言下でなければ、オンライン練習なんて試みようと思わなかったかもしれない。
でも、何かいま、チームをつなぐ活動として出来ることがあるとすれば、オンライン練習に取り組むことは価値がありそうだ。やってみなければわからないが、面白そう。そう思った。
今年のゆうかりは、いまは6年生が二人だけのチーム。この大切な二人に、何か思い出を作ってあげたい。二人だからこそできる事。コロナ騒動の中だからこそできる事。そんなことをやってみたい。
10年後か、20年後、子どもたちが大人になって、ふと小学生時代を思い返した時に、「あんなことあったなあ」という思い出を作ってあげたい。
そんな思いを胸に秘め、試行錯誤であるが、まずは「やってみよう!」となった。
さて、固い話はここまでにして、実際にやってみると、これがなかなか面白かったし、有効だったと思う。
時間は、無理せず、朝の8時半から9時までの30分とした。
初日は、「近況報告」として、時間の半分を「元気?なにしてる?」というやり取りに費やした。お互い元気な顔と声を聴くことができて、まずは笑顔になる。
感心したのは「素振りをやってみて」と言った時。
画面の前で、マサトとコウセイがバットを振るのだが、二人とも鋭いスイングを披露!これには本当にびっくりし、感心した。
なんだかんだ少しは自主練をしていたのかな?!(笑)
とても良かったので、次の日も二日連続で朝練。
この日は、前日に一度やってみて、少し勝手が分かってきたので、練習メニューを考えて少し増やしてみた。
体操から始まり、タオルを使ったストレッチ、シャドウピッチング、ペットボトルをダンベル代わりにしたインナーマッスルトレーニング。プラスティックバットを使っての素振りなど、家にあるもので出来るメニューを工夫したつもり。
まだたったの二日しかやっていないが、やってみてわかったのは、「きちんとやれば、オンライン練習も有効だ」ということ。
もちろんたったの30分の練習で、ソフトボールそのものがうまくなるわけではない。体力・筋力が伸びるわけでもない。
でも、前述したように生活習慣の維持や、「チームで野球をやる」という意識の醸成や、自分一人ではやらないけど、チームメイトと一緒ならやる、ということはあるだろう。
まずは30分だが、やろうと思えば1時間や2時間みっちりとやることだってできる。
雨の日のミーティングにも有効かもしれない。
なによりも、やらないよりは1分だってやった方がよいはず。
それから、せっかくなので楽しくやりたい。
今日は、下田監督と戸野コーチから「クイズ」を出してもらい、子どもたちに答えてもらうというアトラクションをしてみたところ、とても盛り上がって良かった。会話のキャッチボールが進んだと思う。
そんなこんなで試行錯誤をしながら、やれることを、無理のない範囲でやっていこうと思う。
ゆうかり、ファイト!
コーチ•森川